むかしのこと
学生の頃は暇で、自分のことばかり考えていた。
高校生、周りからどうみられるか。
嫌われていないか、グループを追い出されないか。イケてるか。
大学生、周りと比べてどこが秀でているか。
1人になりたくない。人生をすべて、塗りつぶしたい。いま何をするべきか。人生において何を成し遂げたいのか。ミッションとは何なのか。私にしかできないことってなに?
社会人、仕事。
あのクライアントの進捗。あれ片付けなきゃ。
最近、自分にフォーカスすることがなくなっていた。
自意識が消えていた。
久しぶりに、自意識を取り戻した。
辛かった。昔はよくもまあ、自分のことばかり考えられたものだ。
拷問である。
自分のことなんて、できるだけ考えたくない。
アドラーの、すべての悩みは人間関係に起因するという言葉を思い出した。
ほんとうにそうなのかな。
いまの人間関係をすべて無視して、それでも仕事をしたいと思う?
達成したいことがある。やらなくてはいけない。やりたい理由は、一周回ってエゴでしかない。
やらなくちゃ気が済まないから。
つまり人間関係は関係ない。
その時期はもうとっくに過ぎ去った気がする。
アドラーが言っていたのはもう少し違う意味だったかな。
本を読み返したら、また今でこその解釈ができるだろうか。