瀟洒、典雅

日々思ったこととか、学んだことをアウトプットしていく

むかしの恋を

自分は、こっちの方が好きです。

とほんの少しだけ私より背の高い彼は小さな声で言った。男性にしては小柄で、細身で一重まぶたで、色白な年下のこの子は、昔好きだった人にとてもよく似ていた。

でも、あの人よりは少し自信なさげで、シャイで物静かだった。

ちょっと掠れた、ハスキーな声も、あの時を思い出させた。