二十歳を過ぎたら、親の前で泣くんじゃない
昔から、あまり泣かない子どもだったと思う。
物心ついてから、あまりひどく泣いた記憶はない。
感情に振り回されるのが面倒くさかったのだと思う。
誰かを好きになって振られたり、一生懸命頑張って失敗したり、そういうこと全部、面倒くさい。
そうやって省エネで生きてきた。
けれど最近、思わず泣いてしまったことが4、5回あった。
もう社会は私を許してはくれない。
そして、親にはもう頼れないなと思う。
私は私の辛さや苦しみを、自分の中で完結させなくてはいけない。