瀟洒、典雅

日々思ったこととか、学んだことをアウトプットしていく

せつなさ

祖父が死ぬ前に、ユニクロのダウンを欲しがっていたという話を聞いた。

何か物が欲しい等と全く言わない人だったので、珍しいねと家族が言っていた。

もうほとんど外に出かけることも出来なかった祖父である。それでも欲しいと言っていた祖父の気持ちを考えると、せつなくなる。

祖父が病気になってから、まだ中学生だった私はお見舞いに行くことがこわいし、辛かった。

確実に死が近づいている人と自分の間に大きな隔たりを感じていて、それを直視することができなかった。

孫が来ることが嬉しいことは知っていて、余計に辛かった。

今でも悔やまれる。