瀟洒、典雅

日々思ったこととか、学んだことをアウトプットしていく

ひさびさにぐっとくる人にあった

添い寝したいな、と思うのが恋に落ちるとイコールであると思う。

そういう人に久々に会った。

 

キャンプなんて全く好きではないのだけど、

仕方なく出かけた、そこに彼はいた。

服装は、まったく凝っていないけれどきっとセンスが良いんだろうことが一目でわかった。

男性のピアスってあまり好きではなかったけど、

彼のシルバーの小さいピアスは馴染んでいた。

人懐っこい柴犬みたいな顔をしていたし、実際に柴犬みたいな性格っぽかった。初めは、あざといとすら思っていた。

暗くなってから、一緒に煙草を吸った。彼のは知らない銘柄の煙草だった。

少しだけ話をした。地方に彼女がいて、会えるのは月1くらいだという。

たったそれだけだった。

 

翌日、思い出した。

彼が着ていた白いTシャツや、掠れた声や優しい視線や煙草を吸う物悲しそうな横顔や、夕陽に照らされた後ろ姿。

もうきっと会うことはないだろうけど、添い寝したいと思った。

会えないことはない。

連絡をすれば良いのだけど、それには足りないと思った。