瀟洒、典雅

日々思ったこととか、学んだことをアウトプットしていく

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ひとりの私が死んだ

もう、二度とこの人たちとこんな時間を過ごすことはないのだろう。 毎日一緒に仕事をして、語らい、笑っている日よりも泣いている日の方が多くても、ずっと一緒にいて、まるで帰って来る場所のようだった。 私はここを出ていくし、週明けから私はここにはい…

忘れられない朝食1

一年前の夏に、ラオスのルアンパパーンに旅をした。 素朴だけど、品があって素敵なホテルに泊まった。 着いたのは夜遅くだったが、ニコニコした私と同い年くらいの若いスタッフがチェックインをしてくれた。 朝食が選べるらしく、バナナパンケーキ、バナナチ…

言葉にする

強く衝撃を受けたことや、忘れたくない風景、好きだという気持ちや、理不尽なことに対する怒り。 そういったことを、きちんと残しておきたいと思っている。 ただ過ぎ去っていくのはいやだ。 刻んでおきたい。

プライドって

誰しもあるだろうと思う。 プライドがないように見える人も、一般的な人とはプライドをもっている位置が違うだけで必ずあるのだと思う。 私だって、プライドがないように見えてある人間である。

未来を見てきた話

印象的なのは空だった。 鉛色で、でも曇りとかではなく、文字通り鉛だった。地球を取り囲む大気がすべて消滅して、 人は丈夫なシェルターのなかで、人工の空気を吸って生きていた。

6月のある日

その日、朝の8時に都内某所まで来るように指示されてひいひい言いながら7時前過ぎに起床した。 早起きは苦手だ。 急いで身支度をして、足早に家を出て そして緑の葉から溢れる夏の日差しと、まだひんやりとした空気、しんとした風の中で久しぶりにきちんと息…

はじめての一人暮らし

大学生の時、九州の片田舎から大阪へと出てきた。 特急が止まらない小さい駅を出て、踏切を渡り、急で高い坂を登った先のアパートだった。 坂の上にローカルなコンビニがあって、手作りのパンを売っていた。コンビニの傍の小道を行くとショートカットできた…

ときめきを残しておきたい

午前0時。 3回目くらいに会ったその人と、たまたま最寄駅が同じだったのだけれど、一緒に帰っていた。 いかにもモテる人、例えば爽やかで、優しいけれど優しすぎなくて、見た目もかっこよくて、話が面白くて、頭が良くて、ノリが良くて、そんな人はきっと好…

見えてきたもの

例えば、運動神経の差は結構一目瞭然である。 テニスの上手さもしかり。 最近、思考力や人間力についてもこの差が見えてきた。 同じ知識でも、アウトプットが全く違うのは 見えている範囲が違うからだと思う。 私と、Dさんはもっている知見と日々鍛えている…

母が泣いた日

記憶に残っている、初めて母が泣いているのを見たのは大学一年の夏休みに実家に帰省していた時だった。 父は、大して働きもしなければ家事もしない人だったから母親は昔から苦労してきたに違いない。 幼い頃はそれが理解できなかったけれど、今なら母の苦労…

10代の頃になりたかったものたち

中学の時は、例に漏れず厨二病だったので 戦う王様になりたかった。小説の十二国記が好きで、どこかの国の王に急にスカウトされないかなと思っていた。 そして高校に行って、バンドマンになりたいなと思った。ライブをやりたい。 途中で、自分はアーティスト…

数ヶ月前

数ヶ月前、仕事であんなに思いつめていたけど これからはあそこまで思い詰めることはないと思う。 自分は代替可能な人間で、これからは自分ではなくチームが主体、何もないから0から作るのみ、仕事なんて自らが生み出した茶番であると、それに全身全霊をかけ…